シーシャ(水タバコ)を吸い過ぎると、体調不良を引き起こしてしまいます。個人差もありますが、シーシャの吸い過ぎによって便通に影響を及ぼす人もいるものです。
そで、シーシャを吸い過ぎることによって起こる体調不良の原因や対処法を解説していきます。
目次
シーシャ(水タバコ)を吸い過ぎて起こる体調不良
シーシャを吸い過ぎると体調不良となるなぜシーシャを吸い過ぎることによって体調不良が起こるのかみていきましょう。
タバコによる体調不良
シーシャのフレーバーにはタバコ葉が使用されていますので、ニコチンとタールといった有害物質を含んでいます。それでもシーシャは煙を水にくぐらせているので、ニコチンやタールは紙タバコよりも少なくなっています。
だからといって健康被害が無いわけではありません。どれだけ水にくぐらせてもニコチンやタールをゼロにすることはできませんし、肺に煙を送り込む以上はタバコ葉の影響を受けてしまうでしょう。
症状
シーシャを吸うことで酸欠に陥ってしまい、頭痛や吐き気を引き起こしてしまいがちです。一般的なタバコの吸い過ぎによる影響と似ていますが、さらに喉を傷めやすい特徴があります。
原因
シーシャを吸い過ぎると咳込むことがあります。これは「たん」などの分泌物が多く発生するからであり、喉の違和感を抱くようになります。シーシャを吸いながらアルコールを摂取すると頭痛や吐き気を出てくるので、体調不良に陥りやすくなるでしょう。
空腹時にはシーシャを吸うことによって気分が悪くなる場合もあります。また、睡眠不足など、普段から体調が良好でない場合にもシーシャを吸うことで気分的に優れないこともあります。
一酸化炭素中毒
シーシャの吸い過ぎは一酸化炭素中毒を招く恐れがあります。気になる症状や原因をみていきましょう。
症状
一酸化炭素中毒は無味無臭の気体で、酸素濃度が低くなるとめまいや頭痛を引き起こして酸欠に陥ります。これは赤血球のヘモグロビンと一酸化炭素が結合しやすいので、酸素を運搬する力が減少し、一酸化炭素中毒になってしまいます。
最初はただのせき込み程度かもしれませんが、気付きにくいのも特長であり、吐き気や手足のしびれなども出てくると動けなくなるので危険です。
原因
シーシャはタバコ葉を使用していますが、紙タバコと違ってゆっくりと吸うものです。酸欠になりやすく、最初は風邪に似た症状なので気付かないのも進行してしまう要因となっています。
また、部屋の換気ができていない場合も一酸化炭素中毒の原因といえます。部屋の酸素濃度が著しく低下すると一酸化炭素が急激に増えてしまうので注意が必要です。しっかりと換気をしておき、気分が悪くなったらシーシャを止めて休憩するように心がけましょう。
下痢
シーシャの吸い過ぎによって下痢を促すこともあります。症状や原因をみていきましょう。
症状
シーシャの吸い過ぎによって個人差もありますが、便通が悪くなりやすくて下痢となってしまう場合があります。シーシャを吸う日に刺激物を食べた場合などは下痢の症状が出やすくなります。
特に気を付けたいのが下痢による脱水症状です。下痢になるとお腹が痛くなるのでつい水分を遠ざけてしまいがちです。しかし、これは脱水症状の危険がありますので、注意が必要といえます。
原因
脱水症状の原因としては、シーシャを吸うとニコチンが腸の活動を活性化させるので、便通に影響がでるからです。また、シーシャを吸う人の中には普段からストレスを感じやすいこともあります。
シーシャ屋は都会の喧騒から離れた雰囲気を味わえるので、リラックスできるものです。ストレスを抱きやすい人だと下痢になりやすいのでシーシャの吸い過ぎには気を付けないといけません。
ヤニクラ
紙タバコで経験している人も多いのではないでしょうか。ヤニクラについてみていきましょう。
症状
ヤニクラはタバコ(ヤニ)とクラっとすることを意味しています。シーシャはタバコ葉が使用されているで、吸い過ぎると気分が悪くなってめまいや頭痛が起こり、頭がクラクラすることがあります。
また、吐き気や発汗が起きて不快感を伴うこともあるでしょう。
原因
ヤニクラの原因は有害物質でもあるニコチンやタールによって、血管が収縮されて血液中の酸素濃度が低下するからです。これによって脳への血流が悪くなる脳貧血を起こし、めまいや頭痛といったヤニクラの症状が起きてしまいます。
血圧が低い人や体調が優れない人だとめまいを起こしやすくなり、ヤニクラかどうかの判断ができずにそのままシーシャを吸い続けてしまう恐れがあるので注意が必要です。
ヤニクラは紙タバコでも起こるので、普段から「こんなもの」として当たり前の気持ちでいる人も少なくありません。
放っておくと症状が悪化するので危険ですから、放置しないように心がけておきましょう。
シーシャ(水タバコ)を吸い過ぎて起こる体調不良の対処法
シーシャの吸い過ぎは体調不良を引き起こす原因となることが分かりました。次にシーシャの吸い過ぎによる体調不良時の対処法をみていきましょう。
吸うのを止めて休憩
シーシャを吸い過ぎると体調に違和感も抱きやすくなります。そこで、少しでも体調変化を感じたら、まずはシーシャから手を離して吸うのを止めるようにしましょう。せっかく楽しい気分になりたいのに、気持ち悪くなるのは嫌なものですものね。
当然ですが、紙タバコにしても吸い過ぎは良くないので、めまいや頭痛、吐き気をもよおしたら、それ以上シーシャを吸わないように気を付けてください。
シーシャを吸っているに関わらず、頭痛や吐き気がある場合はすでに体調不良のサインです。そのままシーシャを吸い続ければ症状もどんどん悪化してしまいますので、早めに休憩するように徹底しましょう。
気分が優れなくなったら、まずは楽な姿勢を取るようにします。とりあえず横になってもいいのでゆっくりと深呼吸を繰り返しましょう。身体が楽になってくるのを確認できるはずです。体調に異変を感じたら無理をしないことが一番大事となります。
特に体調管理ができていないと、シーシャを吸うことで悪化する可能性があります。寝不足など体調が悪いときにシーシャを吸うのはあまりおすすめできません。
とはいえ、シーシャを吸うことが悪い訳ではありません。そのためにも普段から体調管理をしっかりしておき、体調が戻ったらシーシャを楽しむようにしましょう。
ニコチンフリーに切り替える
シーシャの吸い過ぎで体調を崩してしまった場合、ニコチンフリーを試すのもおすすめといえます。通常、シーシャではタバコ葉を使用していますが、ニコチンフリーのフレーバーも数多く販売されています。
ここで疑問に感じる人もいるでしょう。「そもそもシーシャってタバコの一種なのに、ニコチンフリーで本当に美味しいのか?」という点です。これに関しては個人差もあるでしょうが、シーシャ自体がタバコを楽しむというよりもフレーバーの味わいや香りを楽しむものであり、ニコチンフリーでも十分美味しく味わえるようになっています。
煙を吸いながらフレーバーの味わいを楽しめるので、体調を崩してしまったらニコチンフリーを試すのもアリといえますね。もちろん、通常のシーシャよりも健康的になれますし、シーシャの吸い過ぎによるニコチンやタールの影響を受けませんので体調不良を引き起こす心配もありません。
ただ、煙を吸い込み過ぎによる酸欠は例外ですので、ニコチンフリーであってもシーシャを正しく使用することは前提として、健康的なシーシャを満喫できるでしょう。
適度な水分補給を忘れない
シーシャを吸うときには十分な水分補給を忘れないようにしてください。シーシャを吸っていると、口や喉が乾燥してくることがあります。体内の水分補給が滞ると、血流も悪くなってしまいますので、ニコチンや一酸化炭素の血中濃度が高まります。
これが続くと酸欠状態になってしまいますので、しっかりと水分補給をするようにしましょう。適度な水分補給は紙タバコよりも長い時間吸引するシーシャにおいて非常に重要です。
また、水分補給をアルコールで済まそうとする人は危険ですのでやめてください。アルコールは確かに血流を早める効果がありますが、その分ニコチンや一酸化炭素などを体内に浸食させるリスクがあり、より一層酸欠状態に陥りやすくなり危険です。
シーシャでの水分補給はアルコール以外の方法で摂取するように心がけてください。それに加えて空腹時も避けるようにしてくださいね。空腹時にシーシャを吸うと低血糖になる恐れがあります。
低血糖になればヤニクラとなって頭痛を引き起こし、気分が優れなくなりがちです。シーシャを吸う前には軽く食事を取るようにしておきましょう。
まとめ
ここまでシーシャによる体調不良の症状や原因、対処法を解説してきましたが、いかがでしょうか。タバコ葉を使用することで、シーシャによる身体への悪影響がゼロという訳にはいきません。
煙を水にくぐらせているので、通常の紙タバコよりかはニコチンやタールは少ないものの、吸い過ぎによって酸欠や下痢、ヤニクラといった体調不良を引き起こす要因にもなるので気をつけましょう。
体調が悪いときには無理をせずに休憩するなどして、水分補給もしっかりとりながらシーシャを満喫するようにしてください。どうしても体調が悪くなりやすい人はニコチンフリーのシーシャもおすすめですよ。