水タバコ(シーシャ)を楽しみたい人にとって、気になるのが身体への影響です。一般的にタバコは吸い過ぎには注意と認識されているものの、シーシャに限っては時間をかけて煙を吸い込んでいる印象を持っている人も少なくありません。
シーシャ屋で満喫している人で最近むくみが気になるという人もいるでしょう。そこで水タバコの身体への影響やむくみの原因をここでみていきましょう。
目次
水タバコ(シーシャ)には体への影響はあるのか
水タバコ(シーシャ)を吸うことによって人体への影響はどのようなものがあるのでしょうか。基本的に水タバコはタバコ葉を使用するので、ニコチンを含有しています。
水タバコはタバコ葉を使用するのでニコチンやタールを含有
タバコ葉を使用するということで、水タバコにはニコチンやタール、一酸化炭素といった有害物質を含んでいます。これらは三大有害物質ともいわれ、吸い過ぎにはむくみ以外にも身体への悪影響が懸念されます。
タバコをよく吸う人でも、意外に有害物質について今一つ理解していないこともあるでしょう。ニコチンやタール、一酸化炭素がどのように身体へ影響するのかみていきます。
・ニコチン
ニコチンには血流の流れが悪くなる血管収縮作用があり、摂取し過ぎることで動脈硬化や心筋梗塞などが懸念されます。
・タール
タールは体内の細胞を酸欠状態にして発がん性物質を含んでいます。
・一酸化炭素
血液中のヘモグロビンの働きを阻害してしまい、体内の細胞を酸欠状態にする恐れがあります。そのため、動脈硬化などのリスクが高まります。
腎臓への影響も懸念
水タバコを吸うことで腎臓への血液量が足りなくなり、腎機能が低下することがあります。この状態になると、慢性腎臓病(CKD)が懸念されることになり、むくみやだるさ、吐き気などの症状が現れます。
腎臓は働きが低下すると、尿として余分な塩分や水分を排出働きが弱まり、血液を増加しようとして血圧が上がります。
腎臓は血圧を下げようとするので負担がかかり、さらに腎臓の機能が低下する恐れが懸念されるので注意が必要です。
むくみが起きる原因とは
むくみの原因として第一に塩分摂取の過多が挙げられます。むくみはお酒の飲みすぎもあり、あとは睡眠不足や運動不足といった生活習慣、ストレスや女性であれば生理なども影響します。ただ、これらは一過性のものでもあるので、食生活の見直しや適度な運動、睡眠を経て、ある程度はむくみを緩和することが可能です。
そもそも、むくみは体内で塩分濃度を抑えようと水分を多く摂取しようとするからであり、老廃物として排出されずに体内へ残ることでむくみが表れます。工場勤務で日勤と夜勤を繰り返す人も寝不足などで生活習慣が乱れてしまい、足がむくみやすくなってしまいます。
タバコを吸うことで先述したように血管収縮作用が働き、血流が悪くなるのでむくみが出やすくなります。
水タバコは紙タバコよりも害が少ない
タバコ自体は有害物質が含まれていることが再認識できたでしょうが、実際に水タバコと紙タバコはどちらが危険なのでしょうか。
水タバコは有害物質をろ過
水タバコはまさしくタバコに分類されますので、身体への影響は十分気を付けないといけません。ただ、一般的な紙タバコではタバコの煙をそのまま吸いますが、水タバコは一度水に煙をくぐらせることから、有害物質をろ過するので、むくみなど身体への影響は紙タバコよりも減少することが可能です。
水タバコは煙をろ過するとはいえ、もちろんながら有害物質がなくなるとは限りません。血流が悪くなればむくみの原因になりますので、吸い過ぎには十分注意が必要といえるでしょう。
吸い方や過度の吸い過ぎに気を付ける
水タバコはゆっくりと時間をかけて吸うのが嗜みです。速い間隔で吸い込んでしまうとむせてしまいますし、フレーバーの味が堪能できません。水タバコ初心者の方は専門店のスタッフが丁寧に教えてくれますので、遠慮なく相談するようにしましょう。
また、吸い過ぎにも注意が必要です。あまり喫煙に慣れていない人など長時間シーシャを吸うことで頭痛が起きてしまうことがあります。気分が優れないようなときは無理をせずに、ドリンクや会話をするなど、一度間隔をあけて再度楽しむようにしましょう。
喫煙に慣れない人は中毒性の懸念
水タバコはフレーバーを楽しめるので、非喫煙者や普段から喫煙に慣れない人にとっても紙タバコより気軽に吸いやすい面があります。普段から喫煙しない人の場合、水タバコにハマってしまい、ニコチン依存となるケースも懸念されます。
そうなると、シーシャ屋に行かずにコンビニなどで手軽に購入できる紙タバコに手を出してしまい、中毒性から抜けきれない恐れがでてしまいます。
もちろん、すべての人がそうなるとは限りません。個人差もありますがニコチンの依存には十分気を付けるようにしましょう。
ニコチンは先述したように血管収縮作業が働きます。血流が悪くなればむくみの原因にもなり兼ねませんので、中毒性にならないようペース配分守るように心がけておきましょう。
むくみが気になるならアルコールと併用はなるべく避ける
むくみの原因としてタバコやアルコールの取り過ぎで、血流が悪いことが挙げられます。水タバコはゆったりと煙を味わうので、アルコールが進むという人も少なくありません。一般的な飲食店は、改正健康増進法によって施設内は原則全面禁煙となっています。
しかし、シーシャ屋は飲食店と違って喫煙を提供していますので、アルコールの販売が認められています。こうなるとタバコとお酒をミックスさせることが可能ですので、風当たりが厳しくなった喫煙者にとっては嬉しいものでしょう。
ただ、タバコとアルコールの組み合わせはむくみの原因になりますので、併用はなるべく避けるか普段よりも摂取量を控えるなどの自己規制が必要です。
タバコ葉を使用しない水タバコ
水タバコはフレーバーのみを楽しめるタイプがあります。タバコ葉を使用しないので、有害物質が発生しません。むくみが気になる人の場合、有害物質がないシーシャは魅力的ともいえます。次にタバコ葉を使用しない水タバコがどこで提供されているのかみていきましょう。
シーシャ屋ではニコチンフリーのメニューもある
ノンアルコールのドリンクがあるように、シーシャ屋ではニコチンフリーのメニューもあります。周囲はタバコ葉を使用しているお客が多いものの、煙は十分に気を付けて換気をしていますから、健康的な影響が気になる人はニコチンフリーのシーシャをオーダーするようにしましょう。
フレーバーのみを味わえるので、どの組みあわせがおすすめなのかはシーシャ屋でのスタッフに相談すれば自分好みの味わいをすすめてくれます。もちろん、ソフトドリンクもありますので、ニコチンフリーでノンアルコールと健康的にシーシャをゆったりとした雰囲気で煙やフレーバーを堪能することが可能です。
たとえ一人で入店してもニコチンフリーのシーシャを注文することは全然問題ありません。また、マウスピースを使用して、恋人や知人とタバコ葉とニコチンフリーのシーシャを共有するといった楽しみ方もできます。
ポケットシーシャはニコチンフリー
コンビニでも見かけるポケットシーシャは電子タバコの一種になるので、国内で販売されている商品はすべてニコチンフリーの商品です。これはリキッドにニコチンを含むことが薬事法で規制されているからで、販売するには承認が必要となります。2023年2月現在で国内において承認を受けたケースがありませんので、基本的に安心することが可能です。
ただ、海外製品はリキッドにニコチンを含んだ電子タバコが販売されていますので、これ個人で購入するのは違法ではありません。
ポケットシーシャはネットショッピングでも気軽に購入
ニコチンフリーのポケットシーシャはAmazonや楽天、ヤフーショッピングといった大手ECサイトで気軽に購入できます。フレーバーの種類も豊富ですし、口コミたくさんあり、使い捨てなら1本の値段もお手軽に買えるので、初めてポケットシーシャを試したい人にもおすすめです。
ポケットシーシャはミニシーシャなど名称が異なる場合がありますが、基本的に蒸気を発する煙を楽しむ電子タバコの一種ですので違いはありません。
煙やフレーバーを楽しんで喫煙を抑える
電子タバコは煙やフレーバーを楽しめるので、普段から喫煙する人であっても、ニコチンを身体に入れる割合がグンと減っていきます。むくみが気になる人でも普段の喫煙間隔にポケットシーシャを取り入れることで、体への負担が緩和されるのは大きなポイントです。
また、充電式の電子タバコは加熱式タバコや紙タバコよりもトータル的にコストを削減できますので、身体だけでなく財布にも優しいアイテムといえます。
さらに、電子タバコは外観がオシャレなデザインも随時登場していますので、大人の嗜好品としても活躍できるでしょう。
ニコチンフリーやノンアルコールでも20歳未満はNG
シーシャ屋ではノンアルコールやニコチンフリーで楽しみたい人であっても、喫煙を提供している場所になるので、入店時に年齢確認が実施されています。そのため、20歳未満の入店はできません。よく未成年はNGと勘違いする人もいますが、成人年齢の引き下げがあっても、喫煙自体は20歳以上からとなっています。
また、電子タバコの購入でも同じです。ニコチンフリーという商品なので、20歳未満が吸っても法律上は問題ありません。しかし、喫煙の助長になる恐れもありますし、はたから見れば加熱式タバコを吸っているのと見分けがつかず、何かとトラブルに巻き込まれる恐れがあります。そのため、コンビニでも自主的に年齢確認をしていますし、メーカーサイトやネットショッピングでも20歳未満には販売しないよう独自で規制しています。
法律上は問題ないとしても、20歳以上になるまでは我慢するように注意しましょう。
まとめ
水タバコは紙タバコと同じ有害物質のニコチンやタール、一酸化炭素を含有しています。これらは身体へ悪影響を及ぼし、さまざまな病気やむくみの原因にもなってしまいます。水タバコは煙を水にくぐらせてろ過するので、紙タバコよりも身体への影響は少ないものです。
フレーバーを楽しめる水タバコは、吸い方や吸い過ぎに注意すれば、ストレス緩和や作業への集中力を増すことにもつながります。シーシャ屋やネットショッピングでは、タバコ葉を使用しない水タバコも取り扱っているので、むくみや身体への影響が気になる人は、まずはニコチンフリーのシーシャを試してはいかがでしょうか。