コロナ禍ではなかなか外出先でシーシャを楽しめなかった人も多いでしょう。もともとシーシャ自体がお店でのんびりと時間をかけて煙を楽しむもの。コロナが蔓延しているときには、ゆったりと長い時間をかけて同一店舗に滞在するというのは難しかったものです。
しかし、コロナも落ち着き、2023年5月の連休以降からは第5類に移行し、徐々に日常生活を取り戻しつつあります。
そこで、煙を楽しめるシーシャを新しい遊びとして楽しもうとする人は少なくありません。そもそもスマホが爆発的に普及することでSNS映えするシーシャは密かにブームになりつつありました。
普段からタバコをたしなむ人にとって、思い切り気分よく煙を吸える場所を提供するシーシャ屋の存在は大きなものといえるでしょう。シーシャ屋ではパソコン持参で仕事をしながら楽しめますし、映画を見ながらゆったりと快適な空間を堪能できます。
目次
一般的なシーシャ(水タバコ)と持ち運びできるタイプの違い
一般的なシーシャは店舗で用意された専用の器具で煙を楽しみます。もちろん、自宅で吸いたい人に向けて小型のシーシャも通販サイトや店舗で購入することが可能です。
そして、どこでもシーシャを楽しめるように持ち運びできるシーシャも販売されています。このシーシャは電子シーシャやポケットシーシャ、ミニシーシャなどそれぞれ呼び名が変わりますが、基本的にすべて同じものを指しています。
電子シーシャは小型でポケットに入るサイズがあり、鞄の隙間にも入ります。何よりニコチンフリーなので改正健康増進法にも違反とならず、基本的にはいつどこでも楽しむことができます。
これは煙ではなく、蒸気を発しているからであり、加熱式タバコとは異なる点です。加熱式タバコはタバコ葉を使用していますが、電子シーシャはリキッドが蒸発して水蒸気となり、これを吸うことでフレーバーを楽しむための嗜好品です。
電子シーシャはニコチンを使うと厚労省の認可が必要となりますが、これまでに未だゼロ件であり、日本国内で販売される電子シーシャはすべてニコチンフリーとなっています。
シーシャ(水タバコ)の持ち運びするメリット
持ち運びシーシャのメリットを3つみていきましょう。
用意するのに手間がかかるシーシャよりも簡単に使用できる
通常の店舗で使用するシーシャは大きいボトルにタバコ葉を水にくぐらせてホースから吸い上げますが、それなりに時間や手間暇がかかるものです。お店では店員が用意してくれるものですが、自宅でシーシャを楽しむとなると、準備に時間がかかってしまいます。
また、吸い終わってからの片付けもしなければなりません。自宅で楽しむシーシャはタバコ葉を使用できるメリットはあるものの、手間暇を考えると電子シーシャのほうがお得といえるでしょう。
周囲への受動喫煙による心配がない
改正健康増進法では受動喫煙の防止でさまざまな場所で規制が入るようになりました。喫煙者の肩身が狭くなるばかりですが、電子シーシャには法令が関係ありません。
電子シーシャはタバコの煙ではなく、蒸気でフレーバーを楽しむものであり、口から吐き出す煙は害がありません。受動喫煙にもつながらないので、周囲の人へも影響がないのはメリットといえるでしょう。
場所を選ばずに持ち運べてフレーバーを味わえる
電子シーシャの大きなメリットはどこにでも持ち運びできる点です。基本的に喫煙禁止の場所でも問題ありません。外出先はもちろんのこと、自宅でも持ち運びできるのは大きなポイントです。
寝室やリビング、庭、ベランダなど灰皿も不要ですし、タバコだと煙が気になるので吸わないでほしいという家族の要望も心配ないでしょう。自分の好きな場所で気軽に楽しめるのは心身ともにリフレッシュできる効果があります。
電子シーシャのデメリット
電子シーシャもメリットばかりではありません。デメリットもあるのでみていきましょう。
店舗で味わうシーシャよりも味わいは劣る
一般的な水タバコと違って電子シーシャは味わいが劣ってしまいます。もともと数千円で購入できる電子シーシャと、数万円もするシーシャ器具ですからクオリティに差がでるのは仕方ないといえます。
店舗のシーシャで味わいに慣れている人が電子シーシャを使用すると、その香りや味に物足りないイメージを持つことがあるものです。
シーシャに比べてフレーバーの選択肢が少ない
シーシャ屋では専門のスタッフが好みに合わせたフレーバーを選択してくれます。さまざまなフレーバーをミックスすることもあり、オリジナリティ溢れる味わいを堪能できるものです。
それに比べて持ち運び用のシーシャはフレーバーの選択肢が少ないのがデメリットといえます。今後、電子シーシャの普及が増していけばより多くのフレーバーが開発されていくでしょうが、現状では限られた数しかないものです。
20歳未満の使用や購入も問題ないが、店舗やメーカーが独自の規制
シーシャ屋に入店するのは20歳以上の年齢確認が必要となります。これは喫煙を提供するので仕方ありません。しかし、持ち運びシーシャはもともとニコチンフリーのタイプになるので法令上は20歳未満が購入しても問題ないといえるでしょう。
ただ、喫煙を助長する恐れがあることから、店舗やメーカーでは独自の年齢制限を設けており、20歳未満が購入できないように規制しています。
これは成人年齢が引き下げになっているとしても関係なく、20歳未満には販売しないようにしています。
受動喫煙にならない蒸気も思わぬトラブルに発展
電子シーシャはニコチンフリーですが、これは普段から喫煙している人でないと分からないものです。非喫煙者からすると普通に加熱式タバコを吸っているようにも見えるものです。
どこで吸っても問題ないのが魅力の一つですが、公衆の面前ではマナーが必要といえます。そのため、非喫煙者から注意を受けて思わぬトラブルに巻き込まれることもありますし、外出先などの人前で使用するときには注意しなければならないでしょう。
シーシャ(水タバコ)の持ち運びするポイント
シーシャを持ち運びするときのポイントをみていきます。
ポケットサイズで軽量
持ち運び用のシーシャは、ポケットシーシャともいわれています。普段から携帯できるサイズなので小型で軽量が魅力ともいえます。持ち運び用のシーシャとはいえ、中型で重量もそこそこある製品もあり、鞄に携帯して取り出そうにも場所を選ばないと持ちながら使用するのが一苦労となるものです。
好みのフレーバーで味わう
フルーツ系やミントなどのメンソール系など、自分の好みに合わせてフレーバーを選べるのも魅力といえます。まずはお試しのフレーバーを楽しむことも可能ですし、スイーツ系の味わいも販売されています。
ちょっと疲れたときのリフレッシュに抜群で、電子シーシャは自分のスタイルを確立できる嗜好品といえるでしょう。
デザイン性に優れている
電子シーシャの魅力的なポイントとして、デザイン性に優れているところが挙げられます。外観のカラーや持ちやすさ、ネーミングも含めて持っているだけでちょっとオシャレに見えるのは持ち運びシーシャの魅力です。
スタイリッシュでデザイン性に優れたアイテムを持っているとSNS映えも抜群でしょう。
メンテナンスが必要か
電子シーシャはリキッドの補充が必要なタイプもあり、充電やメンテナンスで手間がかかる場合もあります。吸いたいときに吸えなかったりするのは逆にストレスとなってしまいがちです。
電子シーシャに慣れていない場合、メンテナンスフリーの使い捨てタイプがおすすめといえるでしょう。
シーシャ(水タバコ)の持ち運びタイプはどこで買える
持ち運びタイプのシーシャを購入する場合、どこで買えるのか気になる人もいるでしょう。実際に開発販売しているメーカーサイトから直接購入することが可能です。ただ、金額はメーカーの希望価格になるので、少し高めに設定されているのが難点です。
一番身近な存在といえばコンビニですが、どちらかというとまだまだ紙タバコや加熱式タバコが主流なので、電子シーシャは数も少ないといえます。
また、ドン・キホーテなどの量販店でも購入できます。一般的にAmazonや楽天といったECサイトで購入するのが主流といえます。セット販売もありますし、最短翌日配送も可能で、ポイントも運用できることから、消費者にもお得なサービスが充実しています。
持ち運びシーシャ(水タバコ)のタイプ
持ち運びシーシャのタイプは3種類あります。リキッドタイプ、カードリッジタイプ、使い捨てタイプの3タイプですので、それぞれの違いをみていきます。
カートリッジタイプ
カートリッジタイプはフレーバーを交換するだけで使用できる電子シーシャです。スターターキットを購入しないといけませんが、フレーバーがなくなると新しいカートリッジに交換するだけで使用できるメリットがあります。
カートリッジは充電が切れると使用できないので、自宅にいるときは充電を忘れずにしておき、持ち運ぶようにしましょう。
リキッドタイプ
フレーバーのリキッドを継ぎ足していきます。定期的なコイルの交換も必要なので、カートリッジタイプよりもメンテナンスに手間がかかります。スターターキットも高めになっていますが、ランニングコストを抑えることができます。
迷ったら使い捨てタイプ
使い捨てタイプはその名の通り、本体に一つのフレーバーが入っています。種類が限定的になっており、吸引回数を含めるとランニングコストはかかるものです。お試しのフレーバーがある場合や初めて電子シーシャを吸う人など、迷ったら使い捨てタイプがおすすめできます。
おすすめの持ち運びできる電子シーシャ(水タバコ)
おすすめの持ち運びシーシャを楽天市場でも人気のカートリッジタイプやリキッドタイプ、使い捨てタイプから3選紹介します。
UWELL Caliburn Portable System Kit(カートリッジタイプ)
手のひらサイズのシンプルなデザインで3段階のLEDライトが充電の残量を表示しています。6種類のカラーを用意し、カードリッジの交換も簡単です。フレーバーも20種類あるのでお得感満載の商品といえます。
本体は2,500円前後で購入可能です。
ZQ XTAL SE+(リキッドタイプ)
スタイリッシュなデザイン性で手に持つだけでオシャレ感を演出に感じさせます。エナジードリンクからフルーツ系、ミント系など多くのフレーバーを用意しています。リキッドは天然素材を使用しており、味わい豊かで気分を落ち着かせてくれるでしょう。
3,500円前後で購入可能です。
airis DRIP(使い捨てタイプ)
約2,600回も吸引できる大容量タイプで、デザインも高級化粧品のようでオシャレです。蒸気が多くでるので煙で遊ぶことが可能ですし、10種類のフレーバーはどれも味わいがマイルドで飽きがきません。
1,300円前後で購入可能です。
まとめ
コロナが解禁間近となり、日常生活を取り戻しつつありますが、これによってシーシャを楽しもうとする人も増えています。シーシャ屋に足を運ぶのが難しい人もいるでしょうが、自宅で楽しめる持ち運び用シーシャは今後も人気のアイテムとなっていくでしょう。
小型で軽量化し、デザイン性にも優れた電子シーシャはSNS映えもします。ここで紹介したメリットやデメリット、ポイントを抑えつつ、まずは手軽な使い捨てタイプで試してみてはいかがでしょうか。