SNSでも人気のアイテムとなっているシーシャですが、店舗や自宅以外でも気楽に楽しみたいという人も多いでしょう。店舗だと店内の混雑具合や移動時間、自宅だと準備や片付けなど、なかなかゆったりできるようで個人差があるものです。
しかし、シーシャを持ち運びできるとなれば変わります。携帯してどこでも気軽にフレーバーを味わえる持ち運びシーシャは人気アイテムといえます。
そこで、持ち運びシーシャの特徴やメリット、人気商品を紹介していきましょう。
目次
持ち運びシーシャの人気な点とは
持ち運びシーシャとは、電子タバコの一種でVAPEとも呼ばれています。メーカーからたくさんの商品が発売されていますが、呼び名はいろいろとあります。VAPE・電子シーシャ・ミニシーシャ・ポケットシーシャ・持ち運びシーシャなどさまざまです。
ただ、すべては電子タバコに分類されており、持ち運びができてどこでも吸えるという特徴が人気となっています。
シーシャ(水タバコ)との違い
巷で人気のシーシャとの違いは構造です。シーシャは燃焼した炭にフレーバーを乗せて煙を発生させ、ボトルに溜まった水にくぐらせることで味わいをまろやかにしています。ノンニコチンの商品もありますが、基本はフレーバーにニコチンが含まれています。
そのため、喫煙具となりますから20歳未満は使用できませんし、シーシャ屋に入店することもできません。
一方持ち運びシーシャは電子タバコですので、リキッドを加熱して水蒸気を発生させています。煙ではなく蒸気を吸い込んでフレーバーを味わいます。
持ち運びシーシャのような電子タバコは法律でニコチンを含むことを禁止されています。厚労省の認可が下りれば可能ですが、現在までに一度も認証されておらず、恐らく今後も続く可能性が高いです。
いってみれば持ち運びシーシャはノンニコチンになるので喫煙具に入りません。本来は20歳未満でも利用可能ですが、喫煙を促すことにつながるので、販売店やメーカーのほうで独自の規制が入っています。
ただ、紙タバコの喫煙本数を減らしたい人や現在禁煙中の人にも人気のアイテムです。
加熱式タバコと似ているがタバコ葉を使用していない
持ち運びシーシャと同様に携帯できるサイズの加熱式タバコも人気があります。こちらはタバコ葉を使用しているので立派な喫煙具となります。蒸気にはニコチンやタールが入っているので受動喫煙にもなりますから携帯できるからといってどこでも吸っていい訳ではありません。
逆に言えば持ち運びシーシャはノンニコチンなので受動喫煙にも当たりませんし、どこでも利用できるものです。ただ、持ち運びシーシャもノンニコチンとはいえ、蒸気を吐き出すので周囲から見ればタバコに見えてしまいます。
特に非喫煙者からすると人気アイテムとはいえ、加熱式タバコと電子タバコの違いなんて分かりません。見た目には同じものに見えますので、路上喫煙を注意してくる人とトラブルになり兼ねないので気を付けましょう。
たばこ税の増税で値上げとならない
こちらも人気となるメリットにもなりますが、持ち運びシーシャはタバコ葉を使用していないのでたばこ税とは関連がありません。シーシャや加熱式タバコは当然ながらたばこ税がかかります。
タバコは厳密に国税(たばこ税・たばこ特別税)+地方税に分かれており、その割合は60%を超えるほど税率が高いものとなっています。これは2兆円にも及ぶものであり、国や地方の財源となっています。さらに消費税や海外からの輸入となると関税がかかるケースもあります。これだけ税金がかかるとタバコの人気も危ぶまれてしまうものです。
紙タバコが高いという点から禁煙に走る人もいるもので、健康的な社会を目指すためにも厚労省は受動喫煙の防止に取り組んでいますが、実際に国内が禁煙に傾くとタバコの売上が減少するため、さらなる増税が懸念されます。すべて禁煙となると2兆円の財源を確保できなくなるので、禁煙と税金は難しい関係となっています。
一方で持ち運びシーシャにはたばこ税がかかりません。これも人気の要因といえます。たばこ税の増税によって商品単価が値上げするということもないでしょう。紙タバコの人気が衰えてきたのは増税による商品値上げが十分関連しています。
ただ、今後も禁煙化が進むようなことがあれば、電子タバコにも規制が入る可能性は否定できませんので、法改正には十分注視するようにしましょう。
持ち運びシーシャを選ぶポイント
人気の持ち運びシーシャを選ぶポイントを解説していきます。
持ち運びシーシャは3つの種類があります。カートリッジ式とリキッド式、使い捨てとそれぞれ特徴があります。
個人の好みに左右されるものですが、それぞれの違いや特徴、ポイントをみていきましょう
持ち運びシーシャの3タイプ
持ち運びシーシャの3タイプは下記3つになります。
・カートリッジ式
リキッドが充填されているカートリッジを装着して使用します。リキッドがなくなるとカートリッジを交換するので清潔さを保ちながら、バッテリーはそのまま使用できます。
現在はPOD式と呼ばれるタイプが主流となり、アドマイザーやコイル、リキッドがワンセットになっているので使用も簡単です。
初心者にも人気の商品といえます。
・リキッド式
リキッド式はタンク内にリキッドの補充を自分で行います。アドマイザーを外す場合もあるので手間がかかります。また、コイルの交換やアドマイザーを洗浄するなど、メンテナンスに時間がかかってしまいます。その分持ち運びシーシャの初心者には難易度は高いものの、他のタイプよりも吸い応えは抜群です。
ある程度慣れてきた経験者には人気といえるでしょう。
・使い捨てタイプ
その名のごとく製品を吸い切ったら本体ごと交換するのが使い捨てタイプです。一見コスパが良さそうに見えますが、部品ごと交換するので毎回本体を購入するようなものです。
他のタイプよりも手軽な分だけランニングコストはかかります。
持ち運びシーシャがどのようなものか一度試したい人にも人気となっています。
選定する決め手
個人の好みにもよりますので、5つのポイントに分けてそれぞれの特徴を理解しながら選定するのがいいでしょう。
①「吸い応え」
②「使いやすさ」
③「デザイン」
④「メンテナンス性」
⑤「コスパ」
こちらの5つのポイントを3種類の中から自分に適した決め手となるタイプを選ぶのがベストです。
①吸い応え
最も重要なのは吸い応えといえます。ノンニコチンの持ち運びシーシャでは喉の奥を刺激するキック感で味わいも変わります。水蒸気となる煙を調整できるのはリキッド式のメリットといえるでしょう。
近年ではカードリッジ式や使い捨てタイプにも水蒸気の量を増やすよう進化していますが、大量の煙を楽しめて人気なのはリキッド式といえます。
②使いやすさ
吸うことに重点を置けば、使いやすさは口に当てるだけの使い捨てタイプが人気です。使い捨てタイプは充電の必要すらありませんので、購入すればすぐに使用できる手軽さがメリットといえます。
カードリッジ式も充電が必要で交換もありますが、操作自体は使い捨て同様に難しいものではありません。
一方でリキッド式は自分用に設定やカスタマイズをする必要があるので、初心者には操作が面倒に感じることもあるでしょう。
③「デザイン」
持ち運びシーシャは携帯用なので自宅はもちろんのこと、外出先でも楽しめます。受動喫煙の規制対象外になりますので、実はどこでも吸えるのがメリットです。
スタイリッシュで高級感溢れるデザイン性は、持っているだけで嗜好アイテムとして外出先でもオシャレのポイントにもなり人気に拍車をかけています。
カッコいいデザインだけでなく、可愛いタイプの商品もあるので、自分好みのデザインを探すのも持ち運びシーシャの楽しみといえるでしょう。
このデザイン性は3タイプともそれぞれ特徴があるので、ネット通販などで検索して人気商品のデザインを比較するのがベストです。
④「メンテナンス性」
メンテナンス性はリキッド式が優れていますが、こちらにも2種類のタイプがあり、ボトム式とトップフィル式があります。それぞれメンテナンスが異なるので注意が必要です。ただ、メンテナンスをしっかり行う必要があるので、手間暇が面倒な人は向いていません。
カードリッジ式は基本メンテナンスフリーなので充電さえしっかりできていれば使い勝手も楽といえます。
使い捨てタイプはリキッドが焦げ付いてしまうとメンテナンスができず、本体を交換するしかないのでメンテナンス性には優れていません。
⑤「コスパ」
毎月のランニングコストに優れているのはリキッド式になります。初期投資がかかりますが、メンテナンスを行えば毎月のコストを抑えることが可能です。カートリッジ式よりもコスパに優れています。
一方、使い捨てタイプは毎回本体を購入するのでランニングコストが非常に大きいものとなっており、使い続けるのには適していません。
タイプ別でも商品によって変わり、フレーバーの種類も決め手
持ち運びシーシャは玄人に人気のあるリキッド式や、初心者にも安心して使用できるカードリッジ式と使い捨てタイプでそれぞれ商品ごとに特徴も異なります。
取り扱うメーカーやシリーズによってもデザインや使い勝手が違うので、自分の好みにマッチする商品を選択するようにしましょう。
持ち運びシーシャは小型で軽量が基本です。ポケットサイズで鞄にもスッとはいるデザインが人気といえます。ある程度重量のある方が高級感を演出して人気です。
また、持ち運びシーシャではフレーバーの種類も決め手になります。本来シーシャはさまざまなフレーバーを組み合わせることで味わいにも変化を生みます。
持ち運びシーシャにも多くのフレーバーがありますので、人気のフレーバーからちょっと独特のフレーバーまであります。
好きな味を選び、気分によって複数のフレーバーを楽しむようにしましょう。
人気の持ち運びシーシャ3選
持ち運びシーシャは専門店ショップや大手ECサイトで購入することができます。初心者でも購入しやすいAmazonでの人気商品をみていきましょう。
Vaporesso GTX ONE Kit
5種類のカラーデザインがスタイリッシュでカッコいいのがベポレッソです。吸い応えも抜群ですし、電子タバコに慣れてきたら一度試してみるのもありでしょう。スターターキットで5,000円前後と人気のアイテムです。
【 ATING BAR 公式 】持ち運びシーシャ 2つの香りが楽しめる 1000回パフ 2本セット
2本セットでお得なのはATING BARの使い捨てタイプです。アイスミント・ブルーベリー・ダブルアップルなど人気フレーバーをセットにしており、多彩な味わいを堪能できます。初心者にも扱いやすく、見た目のデザインもオシャレな人気商品です。
JUUL正規品+altpods 互換POD スターターキット
アメリカ国内で大人気の電子タバコがJUULです。全米で75%のシェアを誇るほどの人気で日本でも愛用されています。
6種類のフレーバーがあり、それらをセットにしたマルチパックもあるのが特徴です。カードリッジ式で取り換えるだけで楽しめることから初心者にも扱いやすい商品といえます。シンプルなデザインですので、どこにでも持ち運びできる人気商品といえるでしょう。
まとめ
昨今人気となっているシーシャは喫煙器具になりますが、電子タバコの一種である持ち運びシーシャはノンニコチンながらも吸い応えもある人気の商品となっています。
携帯できるのでデザイン性にも優れた商品が人気となっており、リキッド式やカードリッジ式、使い捨てタイプと自分の好みに適した種類を楽しむことが可能です。
フレーバーの種類もたくさん出ているので、興味がある人は一度試してみてはいかがでしょうか。