シーシャに興味がある人も多いものでしょうが、専門用語がなかなか分からないこともあり得ます。シーシャ系は基本的にカタカナ表記も多く、今一つピンとこないこともあるでしょう。
そこで、知っておけば便利なシーシャ用語を集めてみましたので、ご参考ください!
ア行のシーシャ用語
・アイスホース
マウスピースの一種で、保冷剤が入っているので冷凍庫で凍らせてから使用します。アイスホースは通常のマウスピースと違い、シーシャの煙が冷たくなって一味違った味わいを実感できます。
フレーバーによっては温かい煙よりも冷たいほうが美味しいこともあります。また、夏場は水が温もることで煙の温度も中途半端に感じますが、アイスホースを使用すれば常に冷たい煙を味わえるのが魅力です。
・アッシュトレイ
トレイとも呼び、炭取り出す際や灰などを受け止める皿になります。気分によって変えることもあり、さまざまな種類のトレイがあり、オシャレに決めることも可能です。
・アルミホイル
一般的なアルミホイルのこと。ヒートマネジメントがない場合、フレーバーを詰めたボウルの上に設置してその上に炭を置きます。アルミホイルには爪楊枝などで穴を空けておきます。ヒートマネジメントと違って100均でも購入できるのでお手軽です。
・ウィンドカバー
風よけを意味しています。シーシャは炭を加熱して使用しますので、飛散すると火傷の恐れもあるものです。特に屋外で使用すると風の影響をかなり受けてしまいます。
そこで、クレイトップ上にある炭が風の影響を受けないようにウィンドカバーをトレイにかぶせておきます。
これがあると炭の落下や火の粉が飛び散るのを防いでくれます。屋外では強烈な味方ですが、屋内で使用してもシーシャ転倒時に炭が飛散しないように役立ちます。
・エアーバルブ
ボトル内の煙濃度を調整できます。逆止弁になっており、ボトル内から外への排出にしか使用しません。吸い込み口から空気を入れて溜まった煙をパージします。
弁には玉が入っており、吸い込むと玉が煙の排出される穴を防ぎ、吹き込むと玉が浮き上がる仕組みです。
2.カ行のシーシャ用語
・キック
タバコ用語でもありますが、シーシャを吸ったときの喉にくる刺激のことで吸い応えを指しています。
・クレイトップ
ボウルやハガルとも呼び、シーシャの一番上に設置してフレーバーを盛り付けます。これがないとシーシャを味わうことができません。クレイトップ(ボウル)にはさまざまな種類があるのも特長です。
また、フレーバーを敷き詰めたクレイトップの上に穴を空けたアルミホイルを敷き、その上に熱した炭を置いて加熱していきます。ヒートマネジメントを設置して温度を調整することも可能です。
伝統的なのはエジプトボウルと呼ばれるもので、少し焦がしやすい面もありますが、従来のシーシャでは広く使用されていました。現在は外気を取り込みやすいファンネルボウルが主流となっています。
サ行のシーシャ用語
・シーシャ
水タバコとも呼び、中東発祥でシロップに漬けたフレーバーを加熱し、煙を水にくぐらせて煙を味わいます。世界中で愛用されており、日本では喫煙専門のシーシャ屋があります。
改正健康増進法によって飲食店などの施設では原則室内禁煙が義務付けられていますが、シーシャ屋は喫煙を提供する施設なのでアルコールや軽食も可能となっています。
ただし、20歳未満の入店はNGです。
・シェア
シーシャは一人でも楽しめますが、時間がかかるので仲間同士で会話もしながらゆったりとした時間を満喫できます。1台のシーシャに対して2人以上が同時に吸えるタイプがあり、シェアできるのもシーシャのメリットといえます。
シーシャ屋ではシェア料金がかかることもあるので、店舗に確認するようにしましょう。
・シロップ
シーシャのフレーバーは刻んだタバコ葉と混ぜ合わせ、粘土のある液体(シロップ)で作られています。シロップには糖蜜など加熱した時に焦げ付きが気になる人もいますが、糖を使用していないフレーバーもあります。
このシロップの量が味わいの決め手となります。フレーバーは海外製が多く見られ、輸入する際には重量のタバコ税が適用されますが、タバコ葉だけでなくシロップの重さにも左右されてしまうのがデメリットです。
・ステム
加熱されたフレーバーから発する煙は、本体の方へと送られてきます。この煙の通り道となるのがステムといわれる筒状の主軸部品です。上部をアップステム、水に浸かるボトル側をダウンステムと呼んでいます。
このステムが長いほど煙の熱が伝わりにくいので、良質の煙を味わえます。そのため、距離を長くするために筒状の内部を渦状にして煙を誘導するタイプのステムもあるほどです。
・炭
シーシャを加熱するのに使用します。一般的な炭はバーベキューなどで使用する長方形の長いタイプですが、シーシャではカットされたキューブ上のものがよく使用されています。
シーシャ用に使われるのは燃焼時間が長いタイプです。
・セクショニング
フレーバーをミックスするときにクレイトップの半分に敷き詰めて、残りを他のフレーバーを入れます。シロップ漬けになっているので、フレーバーをミックスするときは汚れたりするものですが、セクショニングはそのような気を遣うことなくミックスしてシーシャを楽しめます。
タ行のシーシャ用語
・ダークリーフ
シーシャに使用するフレーバーのタバコ葉は一度洗ってから製造します。ダークリーフは未洗浄のままでタバコ葉を使用するので、一般的なフレーバーよりも風味やキックが強く感じられます。
ニコチンも強いので吸い過ぎには注意ですが、喫煙の感覚をより味わいたい人にはおすすめです。
・ダブルアップル
シーシャを吸ったことのある人ならだれもが知っている定番のフレーバーです。どのメーカーにもあるように人気商品といえます。
・チル
チルはスラング(俗語)で「落ち着く」「ゆっくりする」という意味合いがあります。シーシャを吸ってゆっくりする、もしくは落ち着けるというイメージで使用します。
・チャコール:炭
・ディフューザー
ダウンステムに取り付けて、水の気泡を調整する役割があります。ザルのようになっており、煙を滑らかなにするほか、シーシャを吸うときの気泡のボコボコ音を軽減することもできます。
・トップ替え
お店でシーシャ一本吸い終えると、また違う味を試したいと思うものです。ボトルなどはそのまま使用できるので、トップのみを交換する料金で済みます。
これによってさまざまなフレーバーを楽しめますが、交換前に吸っていたものがきつめの味わいだとその香りや味が残っている可能性があります。
・トング
炭を準備するために使用します。自宅シーシャには必需品です。
ハ行のシーシャ用語
・パイプ
シーシャ本体の総称を指しています。
・パージ
ボトル内にある煙を排出する際に吹き込む行為。
・ハンドル
シーシャのホースを持つ部位です。
・ヒートマネジメントシステム
炭を入れておく容器でフタを開閉しながら火力を調整できます。シーシャの味わいは炭の加熱もポイントとなりますので、自宅シーシャには重宝されます。アルミホイルが不要となり、利便性が増すでしょう。
・フレーバー
シーシャを吸う目的となるのがフレーバーの味わい。さまざまな種類があり、フルーツ系やハーブ系、スパイス系、スイーツ系、ナッツ系など、その日の気分に合わせて味わいを変えることが可能です。
タバコ葉を使用していないノンニコチンのフレーバーも人気となっています。
・ブレンディング
フレーバーをミックスすることを指しています。同じ系統のフレーバーを混ぜることもあれば、チョコやミントをミックスすれば現実のチョコミントと同じ味わいを堪能できます。
分量を調整して味わいを変化することも可能で、オリジナルのフレーバーを作る楽しさがあるでしょう。
・ホース
ホースから煙を吸い上げて口に入れますが、シリコン製やプラスチック系などカラーのバリエーションや洗えるタイプもあります。本体とホースが別売りの場合もあるので自宅シーシャをする際は注意が必要です。
また、本体はなかなか交換できませんが、ホースはカラーを変えると見栄えも違うので気分によって交換するのもおすすめです。
・ボトル
水が入っている底の部分で、花瓶のような形をしています。容量は商品によって異なり、ダウンステムがボトル内の水に浸かって、ここから煙が水をくぐってホースへと送られていきます。
マ行~ラ行のシーシャ用語
・マウスピース
ホースの先端に装着して口に当てる部品。ホースの数だけ必要で、マイマウスピースを持っている人も少なくありません。自宅シーシャで購入すると本体とセットになっていることが多く、予備も附属しているものです。
マウスピースは店舗へ行く際にも持ち運び可能で、使い捨てのタイプだとしっくりこない人は携帯しておくようにしましょう。ただ、使い捨てのマウスピースは急な来客時にも対応できる
・ミックス
ブレンディングと同様に、シーシャのフレーバーをミックスすること。
・持ち運びシーシャ
携帯型のシーシャで、電子シーシャとも呼ばれています。電子タバコの一種になるので、加熱式タバコのように喫煙器具ではなく、日本ではノンニコチンの商品しか扱っていません。
リキッドを熱した蒸気を吸っているので匂いもありませんし、使い捨てタイプもあるので気軽に楽します。
・ヤニクラ
ニコチンの影響で頭がクラクラすることを指しています。紙タバコの吸い過ぎによってヤニクラが起こる人も珍しくありませんが、シーシャの場合は煙を吸い込み過ぎるとむせてしまってヤニクラになることがあります。
気候や体調の変化でもヤニクラが起こりやすく、症状が出たら休憩するようにしましょう。
・レイヤリング
フレーバーをミックスする際に行う技で、異なるフレーバーを重ねて盛りつけていきます。炭に近いフレーバーから味わいを楽しめ、ベースとなるフレーバーから敷き詰めていきます。
さらに奥深い味わいを楽しめますし、さまざまなミックスを作ることができるでしょう。
まとめ
シーシャを楽しむには専門用語を知ることも大事です。自宅シーシャでは自分で用意しなければならないので、こちらの用語集を参考にしてみてください。